静岡大学「サイエンスカフェin静岡」シーズン43が20周年!最先端研究を身近に学ぶ

開催概要

  • 日時: 2026年9月17日、10月29日、11月26日、12月17日、2027年1月14日

    • いずれも木曜日 18:00~19:30
  • 場所: B-nest 静岡市産学交流センター ペガサート6階プレゼンテーションルーム

  • 参加費: 無料

  • 定員: 150名(先着順)

  • 詳細情報: サイエンスカフェin静岡 公式ウェブサイト

注目講演:最先端の研究がひらく未来

9月17日:「光が『片道だけ』通れる世界~電気と磁気がつくる不思議な効果 ~」

松本 正茂 氏(静岡大学理学部物理学科)が、光が特定の物質中を「一方通行」でしか進めないという不思議な現象について解説します。通常、光はどちらの方向にも進むことができますが、電気と磁気の特殊な組み合わせによって、特定の方向へしか進まなくなる場合があります。この現象は、次世代の光通信技術や、特定の方向からの光だけを通す光学フィルターなど、未来の技術に応用される可能性を秘めた研究段階のテーマです。

10月29日:「ジェンダー視点で災害を見れば…」

池田 恵子 氏(静岡大学グローバル共創科学部国際地域共生学コース)は、災害を単なる自然現象としてではなく、社会の仕組み、特にジェンダー(社会的・文化的な性の違い)が被害の状況や復興過程にどう影響するかを考察します。この研究は、より公平で効果的な災害対策や復興支援の計画立案に貢献し、誰もが取り残されない社会の実現を目指すものです。

11月26日:「オスとメスはどう決まり、どう育つのか? メダカから未来の養殖まで」

明正 大純 氏(静岡県立大学食品栄養科学部環境生命科学科)は、メダカを例に、生物の性別がどのように遺伝子やホルモンによって決定され、成長していくのかを分かりやすく紹介します。この基礎研究は、効率的な養殖技術の開発や絶滅危惧種の保全、さらには人間の生殖医療への応用など、生命科学の幅広い分野に貢献する可能性があります。

12月17日:「組合せ論的可換環論入門」

木村 杏子 氏(静岡大学理学部数学科)が、数学の一分野である組合せ論(ものの組み合わせ方や並べ方を研究する学問)と可換環論(代数的な構造を研究する学問)を組み合わせた「組合せ論的可換環論」について解説します。この研究は、直接的な実用化よりも、コンピュータサイエンスや暗号理論といった他の分野の発展に間接的に寄与する基礎科学の探求です。

2027年1月14日:「『カタツムリ大国』静岡を語る」

伊藤 舜 氏(静岡大学理学部生物科学科)は、静岡県が地形や気候の多様性から、世界的に見ても珍しい多くの種類のカタツムリ(陸産貝類)が生息する「カタツムリ大国」であるという事実と、その進化の歴史を紐解く研究を紹介します。この研究は、地域固有の生物多様性の理解と保全、生態系の健全性を示す指標として、環境科学や生物学の発展に貢献します。

科学を身近に感じる機会

「サイエンスカフェin静岡」は、普段触れる機会の少ない最先端の研究に、誰もが気軽に触れることができる貴重な場です。専門家による分かりやすい解説を通じて、科学の奥深さや未来への可能性を感じられるでしょう。参加費は無料で、事前申し込みも不要のため、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。