変化を続ける10年と、その先へ
『MITテクノロジーレビュー[日本版]』は、2016年の創刊以来、1万本を超える記事を世に送り出してきました。この10年間で、AI(人工知能)は研究室のテーマから企業の経営課題へと進化し、気候テック(気候変動問題の解決を目指す技術)はエネルギー産業の構造を変え、バイオテクノロジー(生物の機能や仕組みを応用する技術)は医療の常識を塗り替えてきました。テクノロジーはもはや一部の専門家だけのものではなく、あらゆる組織の意思決定に不可欠な要素となっています。
『MITテクノロジーレビュー米国版/グローバル編集長』のマット・ホーナン氏は、日本版の創刊10周年を祝福し、日本の視点からの萌芽技術(まだ発展途上だが将来性のある技術)の分析が、世界にとって貴重かつ不可欠な視点を提供してきたと語っています。

変化がさらに加速する次の10年を見据え、『MITテクノロジーレビュー[日本版]』は、未来を理解するだけでなく、より良い判断へとつなげるための新たな取り組みを開始します。
10周年記念プロジェクトの全貌
今回の10周年企画では、テクノロジーに関心を持つビジネスパーソン、研究者、スタートアップ関係者などを対象に、記事、動画、イベント、冊子を連動させ、多角的な情報発信が行われます。
① YouTube番組「Breakthrough—or Not」を配信

全5回で構成されるYouTube番組「Breakthrough—or Not」では、過去10年間に注目を集めたテクノロジー領域を深掘りします。各分野の第一線で活躍する専門家をゲストに迎え、「社会実装は進んだのか」「当時の期待は正当だったのか」「何が課題だったのか」「次の10年に何が起こるのか」といった問いを検証します。
第1回ではモビリティ領域を予定しており、完全自動運転、ロボットタクシー、電気自動車、自動運転トラックなどを題材に、予測と現実の差や社会実装の進展、今後の展望が議論されます。配信後には、番組内容を整理した年表やダイジェスト記事もウェブサイトに掲載される予定です。
配信予定:
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第1回:9月下旬
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第2回:10月下旬
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第3回:11月下旬
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第4回:12月下旬
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第5回:2027年1月下旬
② 10周年記念カンファレンス「Future of Society Conference 2026 × Innovators Under 35 Japan Summit」を開催

12月には東京都内で、約7年ぶりとなる記念カンファレンス「Future of Society Conference 2026」が開催されます。このカンファレンスでは、「テクノロジーが社会をどう変えるか」をメインテーマに、AI、宇宙、バイオテック、エネルギー、ロボティクス(ロボットを設計、製造、運用する技術)、量子コンピューティング(量子力学を利用した次世代計算技術)といった分野が取り上げられ、テクノロジーが形作る「次の10年」が展望されます。

また、35歳未満の革新的なイノベーターを表彰するアワード「Innovators Under 35 Japan Summit」も同時開催され、未来を担う若き才能に光が当てられます。
③ 3,000部限定 10周年記念特別号「Anniversary Issue」を発行

A4判・中綴じ・フルカラー36ページの非売品として、3,000部限定の記念特別号「Anniversary Issue」が発行されます。この特別号では、テクノロジーの10年を振り返る特集や特別インタビュー、米国版翻訳記事のベストセレクション、「Innovators Under 35 Japan」の紹介など、この10年の重要技術から次の10年の論点までが一冊にまとめられています。カンファレンス来場者や新規入会者、既存有料会員、関係施設などへの配布が予定されています。
公式サイトのリニューアルで情報発信を強化
10月には、公式サイトのリニューアルも実施されます。新しいブランドステートメント「好奇心が、判断力になる。」を読者体験として実現するため、AI、バイオ、気候、宇宙などの主要テーマへのアクセスが改善され、編集部が注目する論点や深掘り記事を見つけやすい導線が整備されます。さらに、技術や製品の検証、領域を横断する分析、日本の研究室や企業への取材といった日本版独自のコンテンツも拡充される予定です。
『MITテクノロジーレビュー[日本版]』の10周年記念プロジェクトは、テクノロジーの進化がもたらす未来を理解し、その変化に備えるための強力な羅針盤となるでしょう。これからの情報発信に期待が高まります。
10周年企画特設ページはこちら。
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