医療現場に新たな風を吹き込む「FORZSynAI」
2026年8月1日、株式会社エクセル・クリエイツは、医療機関向けAI画像解析プラットフォーム「FORZSynAI(フォルツシナイ)」をリリースしました。
「FORZSynAI」は、独自のAI解析機能を搭載したサーバーシステムです。同社の主力製品として1,800以上の医療機関に導入されている「FORZシリーズ」と連携することで、AI導入のハードルを低減します。これにより、医師の読影業務(レントゲン写真やCTスキャンなどの医療画像を読み解き、診断すること)の効率化をサポートし、日々の診療から将来的には法医学などの高度専門領域まで、施設ごとの課題に応じたAI機能を柔軟に選択・導入できるプラットフォームとして期待されています。
開発の背景:高まる医療ニーズと現場の負担
エクセル・クリエイツは、これまで20年以上にわたり、画像ファイリングシステム(PACS)や検査システムなどの部門システムを統合し、医療データを一元管理する「FORZシリーズ」を全国の医療機関へ提供し、医療現場の負担軽減に貢献してきました。
近年の医療現場では、高齢化に伴う医療ニーズの増大と慢性的な人材不足が重なり、医療従事者への負担集中が深刻な課題となっています。特に、日々の診療における読影業務の負担軽減は多くの医療機関から寄せられてきた相談でした。こうした状況を受け、同社は読影業務の支援・効率化を目的として、独自の画像解析AIモデルを研究開発し、「FORZSynAI」のリリースに至りました。既存のFORZシリーズと連携するため、新しいシステムを覚える手間や既存のワークフローを変える負担もなく、使い慣れた環境のままスムーズに導入・活用できる点が大きな特徴です。
「FORZSynAI」の主な特徴

直感的な操作性と手軽な運用
「FORZシリーズ」とのシームレスな連携により、普段使い慣れたビューワー画面上で直感的かつ簡単にAI解析の操作が可能です。専任のIT担当者が不在の施設や、多忙な現場であっても、既存の診療ワークフローを妨げることなくAIを活用できます。
リアルタイム解析で日常診療をサポート
新たに撮影された画像をAIがリアルタイムで自動解析し、日々の診療をスムーズにサポートします。
日常診療を妨げないフレキシブルな自動解析機能
既存の画像をまとめて自動解析する機能も搭載しています。夜間や休診日などの診療時間外に自動で解析を行うなど、柔軟な運用が可能です。
オンプレミス型によるセキュリティの確保
サーバーを施設内に設置し、画像データを院内ネットワーク内で処理します。これにより、外部への情報漏えいリスクを抑え、高いセキュリティと患者のプライバシー保護を実現します。
リリース第1弾:日常診療をサポートするAI画像解析機能
「FORZSynAI」は、現場のニーズに応じて順次新機能を追加していくプラットフォームです。今回のリリース第1弾では、日々の診療のサポートを目的とした以下の3機能が提供されます。
骨信号減弱機能(胸部X線)

胸部X線画像から肺野(肺がある領域)に重なる骨の信号(影)をAIが減らし、視認性を高めて診断を支援します。これにより、肺の病変などが見えやすくなることが期待されます。
自動CTR推定機能(胸部X線)

心臓および胸郭(胸の骨格)の端点をAIが自動で抽出し、心胸郭比(CTR:心臓の大きさが胸郭に対してどのくらいの割合を占めるかを示す指標で、心臓肥大などの診断に利用される)を算出します。手作業での計算の手間を省き、読影業務を効率化します。
MG位置合わせ機能(マンモグラフィー)
左右の乳房X線画像(マンモグラフィー)において、高さ方向の位置をAIが自動調整します。医師が手動で調整する手間をなくし、比較読影(左右の画像を比較して異常がないか確認する作業)をサポートします。
未来への展望:法医学分野から一般臨床への応用
「FORZSynAI」は、今回リリースされた「中小規模医療機関の日常診療サポート」を皮切りに、今後も対象となる医療現場や専門領域を拡大し、プラットフォームとしてさらなる進化を遂げていく予定です。
特に注目されるのは、現在研究開発が進められている高度な専門領域に特化した「法医学分野向けAI」です。追加機能としてリリースが予定されているこの機能は、頭部CT画像や腰椎CT画像を対象に、専門性の高い法医学領域の画像解析業務をサポートするものです。
【法医学分野向けAIの主な機能(予定)】
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頭蓋内の出血の識別
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頭蓋骨骨折の検出
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上記AIの組み合わせによる、死因が内因性(病気など)か外因性(事故など)かの判別支援
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腰椎CT画像からの身長推定
この開発で培われる画像解析技術(臓器識別のためのセグメンテーション技術など)は、法医学分野だけでなく、広く一般臨床分野への応用・展開も見据えられています。例えば、腰椎の解析技術を応用した整形外科分野への展開や、他部位への転用など、幅広い領域で役立つ機能へと発展していくことでしょう。
エクセル・クリエイツは今後も、中小規模のクリニックから高度な専門研究機関まで、変化する医療現場のあらゆる課題に応え、現場に寄り添うAI画像解析プラットフォームとして「FORZSynAI」をアップデートしていく方針です。
企業情報
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企業名:株式会社エクセル・クリエイツ
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代表取締役:棚田 誠
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住所:〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場1丁目16番13号 堺筋ベストビル5階
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代表電話:06-6121-2130
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FAX:06-4964-1133
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事業概要:医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売
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主な製品:画像ファイリングシステム、レポートシステム、検査システム、健診システム
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導入実績:国内1,801施設、海外3施設(2026年6月末時点)



