Pudu Robotics、AI搭載オールインワン小型掃除ロボット「PUDU ET1」を発表 — 小規模商業空間の清掃を全自動化

小規模空間に特化したオールインワン清掃ロボット

これまでの商業清掃ロボットは大規模施設向けが主流で、狭い通路や限られたスペースが多い小規模店舗では導入が難しいという課題がありました。「PUDU ET1」は、この課題を解決するために、コンパクトなボディと高い機動性を持ちながら、業務用レベルの清掃性能と全自動プロセスを実現しています。

「PUDU ET1」の大きな特徴は、スイープ(掃き掃除)、床洗浄、吸引、乾拭きという4つの清掃作業を一台で完結できる点です。前方のブラシでゴミを掃き集め、後方で床を洗浄するという一体構造により、乾いたゴミも濡れた汚れも一度の走行で処理します。これにより、店舗スタッフが繰り返し清掃を行う手間を大幅に削減し、清掃効率を向上させることが期待されます。

特に頑固な汚れに対しては、最大800rpm(1分間あたりの回転数)の高速回転と5000Pa(パスカル:圧力の単位)の接地圧でローラーブラシを床面に密着させ、油汚れや足跡などのしつこい汚れを徹底的に除去します。飲食店やコンビニで多い粘着性の汚れには、85℃の高温洗浄にも対応しており、ドッキングステーションから供給されるお湯をロボットが清掃中に維持することで、より効果的な洗浄を実現します。

さらに、清掃中のローラーモップを常に清潔に保つ「リアルタイムローラーモップセルフクリーニング機能」も搭載されており、汚れの蓄積や二次汚染を防ぎます。清掃後の汚水は素早く回収されるため、床がほぼ乾いた状態になり、来客エリアでの滑りリスクも低減されます。

清掃を超えた完全自動化を実現

「PUDU ET1」の真価は、その清掃能力だけでなく、清掃前後のメンテナンスまでを完全に自動化する点にあります。専用の「全自動8-in-1ドッキングステーション」と連携することで、以下のプロセスを人手を介さずに行います。

  • 自動充電

  • モップ自動洗浄

  • スクイジー洗浄

  • モップ乾燥

  • 自動給水

  • 自動排水

  • 洗剤自動投入

  • 清水自動加熱

清掃作業が終わると、ロボットは自動でステーションに戻り、これらのセルフクリーニングと準備を完了します。これにより、店舗スタッフの日常的な手作業が大幅に削減されます。また、2.5Lの大容量内蔵ダストボックスによる自動集塵機能も備わっており、清掃後に回収されたホコリやゴミはステーションで自動的に処理されます。これにより、ゴミ捨ての頻度を週1回程度まで減らすことが可能となり、まさに「完全ハンズフリー運用」が実現します。

AIが清掃を最適化する「AI Magic Cleaning」

「PUDU ET1」に搭載されている「AI Magic Cleaning」は、空間認識、モーション制御、清掃システムを統合したインテリジェントなワークフローです。これにより、ロボットは床の状況をリアルタイムで認識し、清掃タスクを継続的に最適化します。

  • AI床材・汚れ認識:カーペットを検知すると、洗浄ユニットを自動的にリフトアップし、カーペットを濡らすことなく通過します。また、液体こぼれを検知した際には、スイープユニットを自律的にリフトアップすることで、汚れの拡散や二次汚染を防ぎます。

  • AI適応洗浄:頑固な汚れを認識すると、自動的に走行速度を落とし、ローラーの回転数と出水量を増やして徹底的に洗浄します。

これらのAI機能により、ロボットは常に最適な方法で清掃を行い、人による判断や操作の必要性を最小限に抑えます。

導入のしやすさと将来性

チェーン展開する店舗向けに、「PUDU ET1」は簡単な導入・運用・保守を実現します。自動マッピング機能とワンクリックスタートにより、店舗スタッフは複雑な設定や手動マッピングなしで清掃を開始できます。また、モジュール式の清掃部品は30秒でクイック交換が可能で、メンテナンスの負担も軽減されます。

実際の小規模商業環境を考慮し、最小通過幅50cm、通過高60cmというコンパクトな設計で、コンビニやドラッグストアの狭い通路、棚の隙間、低いスペースもスムーズに移動できます。営業時間中でも稼働できるため、顧客やスタッフへの影響を抑えながら、一日を通して清潔な環境を維持することが可能です。

さらに、オプションとして21.5インチの大型ディスプレイを搭載でき、店舗のプロモーションや商品キャンペーン、ブランドコンテンツを表示することもできます。これにより、「PUDU ET1」は清掃ロボットとしてだけでなく、移動型のマーケティング拠点としても活用できる可能性を秘めています。

Pudu Roboticsは、Frost & Sullivanの調査で商業清掃ロボット分野において世界シェア29%、売上高No.1を獲得しており、これまでに85以上の国と地域で13万台を超えるロボットを出荷しています。「PUDU ET1」の登場は、同社の商業清掃ロボット分野におけるリーダーシップをさらに強化し、AIネイティブな革新性と拡張可能なロボットソリューションへの長期的な取り組みを示すものです。

「PUDU ET1」は、小規模商業空間の清掃業務における人手不足の解消と効率化に大きく貢献し、店舗の清潔維持とスタッフの負担軽減という未来を現実のものにするでしょう。

PUDU ET1の製品詳細はこちらで確認できます。