LLM(大規模言語モデル)が切り拓く翻訳の未来
近年、急速な発展を遂げているLLM(大規模言語モデル)は、機械翻訳の分野にも大きな変革をもたらしています。LLMとは、膨大な量のテキストデータを学習することで、人間が書いたかのような自然な文章を生成したり、質問に答えたりできるAI(人工知能)技術のこと。ChatGPTなどがその代表例として知られています。
本年次大会では、このLLM時代における翻訳技術の最新動向と、AIと人間がどのように協力し、より高度な翻訳を実現していくか、その「新たな共進化」の可能性に焦点を当てます。
世界の最先端研究と国内の取り組みが集結
国際プログラム(9月13日)
初日の9月13日には、国際会議が英語で開催されます。産業技術総合研究所の辻井 潤一フェローや、国立情報学研究所の黒橋 禎夫研究所長といった日本の第一人者に加え、台湾やシンガポールからも研究者が登壇し、世界のLLMに関する最新研究が発表される予定です。これにより、参加者はグローバルな視点から機械翻訳の現在地と未来を展望できるでしょう。
国内向けトラック(9月14日)
2日目の9月14日には国内向けトラックが開催され、自然言語処理、産業翻訳、自動通訳など、多岐にわたる分野で活躍する専門家たちが講演を行います。NICTフェローの隅田 英一郎氏、株式会社翻訳センター代表取締役社長の二宮 俊一郎氏、NTT株式会社上席特別研究員の永田 昌明氏らが登壇し、機械翻訳が抱える課題や、未来に向けた具体的な取り組みについて発信します。
また、製造業における「利用者用情報(マニュアル)」制作の視点から、機械翻訳と生成AI(文章や画像を自動で作り出すAI)の現状を議論するパネルディスカッションも開催され、より実践的な視点での情報交換が期待されます。
交流と情報収集の機会
本イベントでは講演だけでなく、研究者や技術者、機械翻訳サービスを提供する企業担当者との懇親会も実施されます。これにより、参加者は直接意見を交わし、ネットワークを広げることが可能です。さらに、機械翻訳に関する企業展示も併設され、最新の技術やサービスに触れる機会も提供されます。
参加方法と入会キャンペーン
年次大会への参加申し込みは、以下の公式サイトから行えます。
会場参加は定員に達し次第締め切られますが、オンライン参加は2026年9月14日(月)まで申し込みが可能です。
また、年次大会と同時に入会を申し込むと、入会金が免除されるキャンペーンも実施されています。新規入会を希望する場合は、以下の入会申し込みページから「新規入会キャンペーン希望」とコメント欄に記入して申し込むことができます。
アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)について
アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)は、1991年に創立された一般社団法人です。故長尾 眞名誉教授(元京都大学総長)が機械翻訳の普及と改良を目的として設立した国際機械翻訳協会のアジア太平洋地域を担当する団体として発足しました。機械翻訳に関する情報発信を通じて、その発展に貢献しています。



