エイトノット、東南アジア5カ国で自律航行AIシステム導入調査を開始 経済産業省の補助金に採択

エイトノット、経済産業省の補助金採択で東南アジア5カ国へ「自律航行AIシステム」導入可能性調査を加速

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株式会社エイトノットは、マレーシア、インドネシア共和国、フィリピン共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国の東南アジア5カ国を対象とした「船舶向け自律航行AIシステム導入可能性調査事業」が、経済産業省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択されたことを2026年7月30日に発表しました。この採択により、東南アジアでの自律航行技術の現地実証と商用化に向けた事業展開が加速する見込みです。

海の課題を解決する「エイトノット AI CAPTAIN」

エイトノットが開発・提供する「エイトノット AI CAPTAIN」は、AI(人工知能)とロボティクスを核とした船舶知能化技術です。これは、船をより賢く、効率的に、安全に動かすための技術全般を指します。このシステムは、既存の船にも後付けで導入でき、船の位置や周囲の環境を正確に認識し、目的地までの最も安全で効率的な航路をAIが自動で計算して作り出し(航路生成)、船の舵やエンジンの操作を自動で行う(操船制御)ことができます。さらに、離れた場所から船の状況をリアルタイムで監視する(遠隔モニタリング)機能も備えています。

この技術は、海事産業が直面する船員不足、航海の安全性向上、そして運航にかかる負担の軽減といった重要な課題の解決を目指しています。

東南アジア市場での可能性と課題

東南アジア地域は、島々が多く、海上交通や物流、港湾作業、沿岸での多様な作業に対する大きな需要があります。しかし同時に、安全な運航の確保、人手不足の解消、そして運航効率の改善といった課題も顕在化しています。

エイトノットは今回の調査を通じて、これらの国や地域が持つ独自の規制や実際の船舶運航状況、そして現地のニーズを詳しく把握します。これにより、自律航行技術を活用した新しい事業モデルが、東南アジアでどれだけ実現可能であるかを検証していきます。

導入可能性調査の具体的な内容

今回採択された事業では、以下の内容が主な調査項目となります。

    • 船舶向け自律航行AIシステムに関する現地の規制や制度の調査

    • 市場規模、システムが使われる用途、導入環境などの市場性調査

    • 現地の船舶事業者や関連企業の課題、そして顧客が本当に求めているニーズの把握

    • 現地および海外の競合企業の動向調査

    • システム導入と運用を前提とした財務的な実現可能性の検証

    • 東南アジア周辺国を含む広範な市場性の調査

    • 現地での実証実験および商用化に向けた具体的なロードマップの策定

エイトノットは、日本で培ってきた自律航行技術と船舶知能化のノウハウを基盤に、東南アジアの船舶事業者、造船所、舶用機器メーカー、販売・導入パートナーなど、様々な現地企業との連携の可能性も探ります。

未来の海上交通に向けて

本調査を通じて、エイトノットは国ごとの規制や船舶運航の実態、顧客が抱える具体的な課題、そしてシステム導入の条件を明確に整理し、優先的に進出すべき市場と具体的な進出方法を定めます。

東南アジアにおける船舶の安全性向上、省人化、そして運航効率化に貢献する自律航行技術の社会実装を目指し、現地での実証実験と商用展開に向けた取り組みが今後さらに進められることになります。これにより、将来的に誰もが安全かつ快適に水上モビリティを利用できる世界が実現するかもしれません。

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